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【知って得する!】めがね似合い度チェックを充実させる3つのデジタル技術

お客は、めがねを買うとき最初に考えることは「私、めがねが似合うのかしら!?」ということでことかも知れません。最近では、AI技術を利用して似合い度を判定しているところもあるようです。

でも、めがねは自分で掛けてみないと似合うかどうかなんて分かりませんよね。

それなら、可能なかぎり色々なフレームを掛けてみればいいんじゃない!と思いますよね。でもこれって、フレーム診断であってめがね診断ではないですよね。

本ブログでは、お客に似合うめがねを診断するデジタル技術について説明します。

目次

めがね似合い度チェックを充実させる3つのデジタル技術

めがねの似合い度チェックをする技術は、今後ますます進化していくと思います。現状では、お客の顔写真を入力し、フレームとレンズカラーを入力するとAI判定で似合い度は百分率で出力されるものがあるようです。

所謂、他覚的なデジタルめがね診断法ということになります。私もトライアルしてみましたが、現時点では満足感や納得感は得られませんでした。

今回は、自分の目で確認して決める自覚的なデジタルめがね診断法に必要な3つの技術について説明します。

  • お客の顔とデジタルフレームを合成する技術が必要
  • デジタルフレームとレンズカラーを合成する技術が必要
  • デジタルフレームを迅速に生成する技術が必要

お客の顔とデジタルフレームの合成する技術が必要

お客はカッコいいめがねを求めていますが、それ以上に似合うめがねを求めているのではないでしょうか。これを実現するためには、お客の顔に色々なフレームを合成する技術が必要です。

めがねはアクセサリーとしての要素が強い商品ですが、最近の傾向としては素顔に近い同系デザインより個性的な対照デザインや中間的な中差デザインを好む人が増えているような気がします。

素顔

同系デザイン

中差デザイン

対照デザイン

めがねの選び方

以下では、私が開発したアプリケーションソフトについて説明します。

手順としては、来店したお客の顔をデジカメやiPhoneやiPadなどで撮影した画像を最適なサイズに加工した顔画像を表示します。

次に、数本のデジタルフレームを顔の最適な位置に合成してフレーム診断を実施します。そして、問題なければデジタルレンズカラー診断を実施します。ここでのポイントは2つです。

一つ目は、撮影したお客の顔とデジタルフレームのサイズは相対関係にあるということです。従って、顔の画像サイズに応じてデジタルフレームサイズは変化するためバランスの良いデジタルフレームを作成する必要あります。

二つ目は、正面だけでなく斜めから見たイメージも重要です。本ソフトには斜め顔に対してデジタルフレームを変形する機能があります。しかしながら、過度な変形処理は画質劣化が起こりますのでリアリティが損なわれることがあるので注意が必要です

合成前

合成後

正面

合成前

合成後

右向き

斜め顔とデジタルフレームの合成

正面顔

斜め顔

デジタルフレーム診断の実際

ツーロン

画像サイズのバランスが悪いと、どんな問題があるの!?😒

ワダちゃん

画像サイズのバランスが悪いとフレームサイズを拡大や縮小が必要になり余計な時間が必要になるよね。また、何回もやると画質が劣化してリアリティがなくなる。

重要なことは、コンサルティングはお客に対して限られた時間の中で実施するので時間をかけ過ぎるとお客が飽きてしまうからね。

ツーロン

斜めに処理するのは何度くらいまではいけそうなの!?😒

ワダちゃん

そうだね30度くらいまでかな。角度を変えると同時に縮尺や回転処理などもやらなければいけないからね。

だから、極端に角度がある場合は予め角度がついたデジタルフレームを画像処理すれば良いと考えている。

ツーロン

なるほど、そういう裏技もあるか!?😊

デジタルフレームとレンズカラーを合成する技術が必要

めがねはフレームとレンズの組み合わせです。フルカラー、グラデーション、調光などの様々なカラーレンズを自在に合成できる技術が必要です。

現在は、提示されたリアルなカラーレンズ見本の中からカラーチェックや減光効果などの実体験や機能説明などを通して決定しています。このプロセスは非常に重要です。

何故なら、リアルなカラーレンズ見本でないと微妙な色合い(色相、彩度、明度)減光効果を適切に判断をすることはできないからです。

カラーレンズの見本

その一方で、顔とフレームとレンズカラーのマッチングはめがねの似合い度を適切に判断するためには必要なプロセスです。やはり、めがねもサングラスのように完成品に近い状態で判断したいですよね。

これを強力にサポートするデジタル技術がフレームとレンズカラーを合成する技術になります。顔とお気に入りのフレームとレンズカラー(フルカラー、グラデーションカラー、調光カラー)をデジタル技術を使って合成することで、適切なデジタルめがね診断を行うことができます。

下図は、従来のめがね診断とデジタルめがね診断を比較したものです。どちらが適切かご自身で判断してください。

従来のめがね診断

デジタルめがね診断

従来のめがね診断とデジタルめがね診断を比較

ブラウン 濃度30%フルカラー 

ブラウン 60%グラデーション

屋内⇒屋外

屋外⇒屋内

ブラウン 調光80%

デジタルめがね診断

ツーロン

従来法をサポートする手順を具体的に教えて!?😁

ワダちゃん

具体的な手順は二つ考えられるかな。

一つ目は、デジタルフレームを掛けた画像を提示し、お客が選んだリアルなカラー見本に近いデジタルカラーを見せる方法。

二つ目は、同様にデジタルフレームを掛けた画像を提示し、色々なデジタルカラーを見せて選択してもらい、それに近い色をリアルなカラー見本から選択する方法。

があると思う。

ツーロン

デジタルカラー診断の問題点はないの!?😒

ワダちゃん

私の開発ソフトの場合は、単純にカラーピッカーを使っているだけだからリアルなレンズカラー見本にない色まで作れる。だから当たり前のことだけど、最終的にはリアルなカラー見本で決める必要がある。

デジタルフレームを迅速に生成する技術が必要

デジタルめがね診断で肝心なところは、迅速なデジタルフレームを作成する技術が必要です。

現在、めがねの購入方法は店内にあるリアルなフレームを選ぶ方法とネットショップで閲覧してデジタルフレームを選ぶ方法があります。

従って、顔とフレームとレンズカラーを合成する技術があっても、お客の前で迅速にデジタルフレームを作成する技術がなければ、デジタルめがね診断は空論になってしまいます。

店内のリアルフレーム

ネットショップのデジタルフレーム

下図は、デジタルめがね診断の流れを示したものです。先ず、デジタルめがね診断を希望したお客の顔写真(素顔の正面と斜め)を撮影します。

次に、デジタルフレームを何本か選択してもらいます。お店のフレームを優先的に選び、なければネットショップで選びます。ここから、デジタルフレームの作成がスタートします(下図の赤い点線参照)。

デジタルフレームを作成するためには3つの画像処理が必要です。一つ目は、選択したフレームサイズを最適化します。二つ目は、不必要な部分を削除します。三つ目は、フレームの背景透明化処理を行います。

私のソフトでは、その中で選択したフレーム画像の最適サイズ化と不要な部分削除を行います。そして、最終的なフレームの背景透明化処理は外部のソフトで行います。

下部の赤い点線が終了した後で、お客にデジタルフレーム診断デジタルレンズカラー診断を楽しんで頂くことになります。

デジタルめがね診断の流れ

ツーロン

どんな顔写真が良いの!?😁

ワダちゃん

そりゃ、決まってるよ。お客がもっともイケてると思える1枚、いや2枚だよね。暗いイメージや疲れたイメージはダメだよね。

ツーロン

デジタルめがね診断では、お店の商品もデジタル化されてないといけないよね!?😢

ワダちゃん

デジタルめがね診断だからね。ただ、自店商品の場合は、全部でなくてもデジタルめがね診断に最適なフレームを予め作成しておけば良いから、特に、迅速性にこだわらなくても良いと思うよ。

問題はネットショップだよね。この場合は迅速性が大きな課題となる。完璧にやろうとすると1本3分としても3本なら9分もかかる。これは微妙な時間だから、変な空気が流れそうだよね。

ツーロン

具体的な対処法はあるの!?😢

ワダちゃん

対策としては完璧なデジタルフレームではなく、実際の現場で使えるレベルを目指しているということだよね。

具体的には、品質的にリアルなイメージを実感して貰えるレベルが実現できれば良いと考えている。

もう一つは、視覚検査の前にフレーム選びをして貰い、その間にデジタルフレームを作成して貰えばいいんじゃないかな。

ツーロン

どうして透明化処理は開発しなかったの!?😢

ワダちゃん

ズバズバ言うねぇ。色々な理由があるんだけど、やはり迅速性と効果が一番かな。

今回はブログとして「remove.bg社」のアプリを使わせて貰いましたが、どこのアプリを使うかは有料、無料を含めて検討すればいいと思うよ。

処理前

処理後

処理部分が少ないフレーム

処理前

処理後

処理部分がやや多いフレーム

処理前

処理後

処理部分がかなり多いフレーム

デジタルフレームの背景透過処理

デジタルフレームの背景透過処理

デジタルめがね診断の手順

めがね似合い度チェックを充実させる3つのデジタル技術|まとめ

めがね診断を充実させる3つのデジタル技術
  • お客の顔とデジタルフレームを合成する技術が必要
  • デジタルフレームとレンズカラーを合成する技術が必要
  • デジタルフレームを迅速に生成する技術が必要

めがねは昔に比べて買いやすくなりましたが、顔に着けるアクセサリーとしての要素も強く納得感が得られないと購入までに至らない買い回り商品です。

めがね店に求められることは「お客に対して如何に似合うめがねを提供するか」ということです。今回の記事では、お客の最適なめがね選びを充実させる3つのデジタル技術について紹介しました。

お客はカッコいいめがねを求めていますが、それ以上に似合うめがねを求めています。従って、めがねの似合い度をチェックするデジタル技術は、今後ますます重要度を増していくと考えています。

紹介したデジタルめがね診断ソフトは、お客が納得感を得やすくするためのツールです。特に、迅速性、リアリティ、ワクワク感を考慮して開発しました。興味のある方は、是非コチラまでご連絡下さい。

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