めがね専業店やボランタリーチェーン店などの地域密着型めがね店は、かたやジンズ、ゾフ、眼鏡市場などの全国展開している1プライス店、3プライス店に、かたやパリミキ、愛眼などの全国展開するチェーン専門店の狭間で厳しい戦いを迫られています。
でも、お客が求めているものはただ1つ、カッコいいめがねが欲しいのです。大きなめがね店で買いたいとか、安いめがね店で買いたいのではありません。カッコいいめがねが欲しいのです。
では何故、お客は大きいめがね店、安いめがね店にいくのでしょうか? それはカッコいいめがねがあるからです。
本記事では、地域密着型めがね店やボランタリーチェーン店でもすぐにできるフレームの品揃え問題を解決する3つの対策をご紹介します。
地域密着型のめがね店がとるべき3つの品揃え対策!
- オンラインショップで購入したお客を積極的に受け入れる
- 他店で購入のお客を積極的に受け入れる
- 持ち込みフレームのフィッティング調整を有料化する
オンラインショップで購入したお客を積極的に受け入れる
こんにちは、こちらはBingです。😊 メガネオンラインショップの一覧をお探しですね。 私の検索結果によると、以下のサイトが人気が高いようです。
- メガネのZoffオンラインストア: 機能・デザイン性に優れたメガネ・サングラスを多数取り揃え。充実した保証・アフターサービスで安心。
- メガネ通販のオンデーズオンラインストア: どんな度数でもレンズは無料!メガネ業界最高水準の手厚い保証とアフターサービスでお求めも安心。
- 眼鏡市場: 顔タイプやパーソナルカラーに合わせたメガネ選びをサポート。新ストレスフリー遠近などの特殊レンズも提供。
これらのサイトの中から、お好みのメガネを見つけてみてください。😊
これはインターネットでめがねオンラインショップ一覧をBingで検索した結果です。実際には、もっとたくさんのオンラインショップがありますので、これらを積極的に受け入れることで、より多くのフレームデザインを取り扱うことができるようになります。
例えば、自宅や通勤中にオンラインショップで時間を掛けて好みのフレームを購入して、眼鏡作製技能士がいるめがね店やボランタリーチェーン店でめがねを作ることができればお客は喜びます。
また、保証制度についても、それぞれのオンラインショップで多少の違いはありますが、それなりに充実しています。
他店で購入のお客を積極的に受け入れる
他店購入のお客を積極的に受け入れることは、フレーム選択の自由度が広がるのでお客は喜びます。
例えば、仕事や旅行中に気に入ったフレームを見つけたけど、視力検査をする時間がなくて買うのをあきらめたとか、地元の眼鏡店は品数少なく気に入ったフレームがなかったので、東京で買って来たけど、アフターサービスを考えると地元のめがね屋で作りたいといったことがあります。
持ち込みフレームのフィッティング調整を有料化する
持ち込みフレームのフィッティング調整の有料化は、オンラインショップや他店での購入とセットで実施することがポイントです。
サービスの有料化は無料と違って、プロの眼鏡士としての能力が問われますので、それなりの覚悟が必要です。
何故かというと、上の1,2は自分で仕入れた商品ではないので、その中にはフィッティング調整ができないフレームなどが含まれており、それなりの目利きが必要だからです。
なお、フィッティング調整の料金としては、個人的には1000円前後が妥当と考えていますが、この程度であればお客にとって高い負担にはならないし、めがね店に対してのストレスも軽減されるので上のオンラインショップや他店での購入にも弾みがつきます。
おすすめの眼鏡店を作るなら、アイウェアを重視して!
今や、めがねの主戦場はアイウェアのマーケットである
日本国内にあるめがね店の数は約11000店舗あり、タイプ別に分けると全国に展開のチェーン専門店、全国に展開する低価格店、地域密着型の専業店やボランタリーチェーン店があります。これらのポジショニングは、こんな感じです。
現在、眼鏡業界を牽引しているのは、全国展開しているチェーン専門店と3プライス、1プライスショップになります。
何故、この二つのタイプが牽引しているかと言うと、チェーン専門店はヒト、モノ、カネ、ノウハウ、ブランドのすべてが整っており、アイケアとアイウェアの両マーケットをカバーするだけの実力があるからです。
その一方、3プライス、1プライスショップは、SPA方式(製造小売業)というファッション商品の企画から生産、販売までの機能を垂直統合したビジネスモデルで中間マージンを徹底的にカットして商品の低コスト化を実現しています。また、徹底したアイウェアマーケットのトレンドを徹底的に分析し、ファッション性の高いフレームデザインだけに絞り込んでいます。さらに、アイウェアならではの商品として色々な機能性レンズにも取り組んでいます。そして、現在は業界を牽引するブランドとして成長しました。
じゃ、地域密着型のめがね店は、この2つの勢力にどう対処すればいいの?😒
昔から、眼鏡の仕事は半医半商と言われているよね。
うん😒
だから、半医はアイケアだから眼鏡店では外せない。
そうだね😒
だけど、今の半商の主戦場はアイウェアのマーケットになっているから、ここをもっと真剣に考えないと生き残れない時代になっているんだよ。
そうなんだ😒
これから3つの対策を紹介するね。ちなみに、対策した後のイメージはこんな感じかな(笑)
なんか面白そうだね😁
アイウェアのマーケットでは、自己欲求、社会欲求が強くなる
今から30年前までは、めがねはアイケア(視力補正めがね)が主体でしたが、1990年前後に皆さんご存じのJINSやZoffなどが台頭し、今ではアイウェア(目を飾る、目を保護する)という概念が定着しています。
めがねはフレームとレンズの組み合わせでできています。アイウェアのマーケットでは、お客はフレームが主で、レンズが従という関係で見ています。
例えば、自分をカッコ良くしたいとか、他人にカッコ良く見られたいというのは自己欲求、社会的欲求になりますが、それは、顔に試着したときのフレームに対する欲求になります。
だからアイウェアのマーケットでは、フレームの品揃えが重要になります。
じゃ、度付きサングラスの場合はどうなの?😒
度付きサングラスの場合でも、まず初めに好みのフレ―ムを試着して、それに合ったカラーレンズの色を組み合わせるのが一般的だね。
でも、気に入ったフレームを試着して決めたのに、出来上がっためがねを掛けたらガッカリすることもあるよね。😒
確かにそういうこともあるね。でも、それは別の話だと思うよ。結論を言うと対応した眼鏡店の販売スタッフがプロではなかったということだよね。
どういうこと!!😒
最近のフレームには薄いダミーレンズが入っているのは知っているよね。お客はその仕上がりを見越してアレコレ試着するよね。
うん😒
でも、強度のマイナスレンズやプリズムレンズなどの場合、出来上がっためがねは試着したときのイメージと変わってしまう。
そうなんだ!?😒
プロの販売スタッフなら、その辺を見越してお客に対応するんだよ。
そう言えば、昔、テレビやラジオで ”♪メガネハーカーオーのイチブ—デスー♪”というフレーズを聴いたことがある!😁
じゃ、少し脱線下から次に進むね(笑)
アイウェアのマーケットではフレームデザインが重視される
男女共に上位5位までをみると、なんと4つがフレームに関する内容がめがね購入の選択基準になっています。
こんな記事もあるよ。この二つのグラフから何が見える?
二つのグラフは、hitononayami.comが調査した記事から抜粋させて頂きました。調査期間は2021年5月から6月、調査方法はオンラインアンケート、有効回答者数は500名となっています。
そうか、めがねを掛けることとめがねを購入することは別物なんだ!😁
そうだね。だから、地域密着型の専業店やボランタリーチェーン店が収益を上げるためには、アイケアのマーケットを軸にしつつも、アイウェアのマーケットに切り込んでいく必要がありそうだね。
地域密着型のめがね店がとるべき3つの品揃え対策!|まとめ
- オンラインショップで購入したお客を積極的に受け入れる
- 他店で購入のお客を積極的に受け入れる
- 持ち込みフレームのフィッティング調整を有料化する
ビジネスの世界では、自分の立ち位置を明確にして対処していくことが大切です。現在のめがね市場ではアイウェアのマーケットに少し軸足を移す必要がありそうです。
かと言って、アイケアのマーケットを捨て去ることはできません。それが良心のあるめがね屋の本質です。
2022年10月に眼鏡作製技能士という国家検定資格が誕生しました。少し、風向きが変わるかもしれません。
しかしながら、お客の希望はカッコいいめがねです。これに応えることがおすすめ眼鏡店になる一番の早道です。
私は、これまでのわたしのキャリアを活かして、地域密着型のめがね屋さんをサポートしていきたいと考えています。何か、お役に立てることがありましたら、こちらまでご連絡ください。
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