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累進眼鏡科学研究所(PGSL)とは
当研究所は、眼鏡店経営の基本理念であります「半医半商を基軸にした地域密着型のビジネ
ス」を目指す眼鏡店をサポートすることを目的に設立しました。特に、累進眼鏡に関する技術
向上を目指す眼鏡士の育成、累進眼鏡を作製するためのツール開発サポート等を重点的に進め
ていきたいと考えています。その理由は、以下の通りです。
- 超高齢社会で需要の拡大が見込めること
- 眼鏡調製に高度の技術力が必要なこと
- 眼鏡レンズの開発に従事していたこと
- 眼鏡教育に従事していたこと
- 眼科勤務経験があること
眼鏡市場の分析
眼鏡市場の現状
現在、 眼鏡業界は一つの要因によって負の連鎖が生じ、眼鏡業界全体で消耗戦を展開して
いるように感じます。
眼鏡業界に起きている負の連鎖
眼鏡業界にイノベーションがない
↓
商品がコモディティ化している
↓
商品の差別化戦略ができなくなった
↓
お客様(エンドユーザー)に対して納得のいく説明ができない
↓
お客様が低価格の眼鏡を求めてお店を回る
↓
眼鏡店は徹底した低コスト戦略を展開する
↓
メーカーは限界利益まで値引きする
↓
メーカーは売れるものに資源を集中し、開発費用の削減を実施
↓
次世代に向けた技術的なイノベーションが起きない
眼鏡市場の今後
総務省による人口統計推移の調査報告によると、2005年の1億2612万人をピークに
減少に転じています。また、65歳以上の高齢者人口が、総人口に占める割合で示す高齢化率
は、1935年は5%程度でしたが、2010年には23%に達していま す。そして、この
傾向は現在も上昇し続けており、既に超高齢社会に突入していると言えます。主な原因として
は、出生率低下、死亡率の低下等の要因が複合的に関わっています。
- 高齢化社会 高齢化率7% - 14%
- 高齢社会 同14% - 21%
- 超高齢社会 同21% -
結論
眼鏡業界が、これまでの消耗戦ビジネスから脱却し、本来のあるべき姿である「半医半商を
基軸にした地域密着型のビジネス」に回帰するためには、眼鏡店および眼鏡士が眼鏡ビジネス
に誇りを持ち、お客様に対して有形および無形のサービスを提供していく必要があります。そ
のためには、眼鏡士は、信頼のおける眼科医と連携し、常に高度な眼鏡調製力とコミュニケー
ション力を身に付ける努力をし続けることが大切と考えます。
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